TOKYO MER 第10話 の備忘録

ども、ゆうたんです。

TOKYO MERの第10話です。

  • 私は医療を学んだことがないド素人であること。
  • 一部、ネタバレを含むこと。
  • 今週はべらぼうに忙しく、いつもほどコラムの執筆に時間をかけられないこと。

上記3点にご注意の上、お読みいただけると幸いです。

登場人物

簡単に登場人物を確認しておきましょう。

<MER>

ERカー(手術ができる緊急車両)で現場へ駆けつけるメンバーです。
喜多見チーフ・・・主役。スーパードクター。
音羽先生・・・腕のいいドクター。官僚。
比奈先生・・・研修医。
夏梅さん・・・優秀な看護師。
ミンさん・・・看護師。
冬木先生・・・麻酔科医。
徳丸くん・・・臨床工学技士。

<その他>

医学生・・・複数名。
大杉さん・・・事故に巻き込まれた重傷者・医学生。
中里先生・・・事故に巻き込まれた重傷者・医大の講師。
駒場さん・・・危機管理対策室 室長
涼香・・・喜多見チーフの妹。NPO法人のスタッフ。

ストーリー

第10話の現場は、医科大学での爆破事故です。今回は、喜多見チーフと音羽先生の二人だけで現場に向かいます。爆破事故で、大杉さんと中里先生の2名と複数人の医学生が負傷します。近くの教室で手当やら受けているとMERの二人に駒場室長より連絡が入ります。内容は「緊急搬送するな」です。理由は次の3点です。

  • 主犯格から連絡。
  • 教室内に共犯者がいて教室内の情報がリアルタイムで主犯者に伝わる。
  • 教室内の誰かが建物の外に出た場合、もう一つの爆弾を起動させると宣言。

そのことを知らない医学生たちが逃げようとするのを阻止したり、事実を告げたらパニックになったり、軽傷の医学生たちに「共犯者=喜多見チーフ」だと疑われたり、てんやわんやな回でした。

中里先生の容態

音羽先生によると中里先生は「重傷の頭部 胸部外傷で意識障害とショック状態」で「止血処置が必要」だそうです。音羽先生がもう1ルート点滴確保をし、喜多見チーフはファストで他に出血がないか確認、モニターもつけます。

共犯者だと疑っている医学生たちが、医療資材を探しに行った喜多見チーフを別室に閉じ込めてしまいます。音羽先生に「今のうちに逃げましょう」という医学生。音羽先生はブチ切れです。「いいかげんにしろ!だったら、お前らが手伝え!その点滴留置針で左緊張性気胸を解除して大量輸液継続しながら左開胸、出血とエアリークをコントロールしろ!やれよ!できんのかよ!」

気胸とエアリーク

今、中里先生は左の肺に穴があいてしまい空気が漏れちゃって、胸腔内に空気が溜まってる状態なんですね。これを「気胸」と言います。(血液が溜まることを血胸と言います)

気胸(や血胸)が起こっている場合、肋骨があるあたりの皮膚から穴を開けてドレーンと呼ばれるチューブを突っ込んで、溜まっている空気(や血液)を外に出してあげないといけないんです。これを「胸腔ドレナージ」と言います。

気胸時の胸腔ドレナージをする際、体外側のドレーンを液体に突っ込んでおけば、肺から漏れている空気の影響で液体に気泡ができるよね。ジュースが入ったグラスにストロー突っ込んで、息を吹き付けてボコボコさせて遊ぶイメージ。(え?みんな、やったことあるよね?)

実際にそんな液体がその場にあるのかは分からないけど、ドレナージして体外へ空気を出してる状態のことを「エアリーク」って言います。

ドレーンを使った話は第1話第2話でもありましたね。

エアリークについて調べてたら、分かりやすそうな資料(※1)を見つけたので参考にしてみてください。

DC

音羽先生にブチ切れられた医学生たちが喜多見チーフを解放し、喜多見チーフが懸命に命を救おうとしているのを見て、疑うのをやめ協力的になります。そのシーンで医学生の一人が「DC、1階にあります」と言います。

「DC」とは、基本的にはAEDと同じで、VFを止める機械です。持ち運びできて自動で必要な電気刺激を与えられるのがAEDなのに対し、ジュールの設定を手動で行うのがDCです。AEDは誰でも使えますが、DCは医師しか扱えません。


共犯者をも改心させ、全員で脱出を試みます。逃げている途中、大杉さんが大量腹腔内出血と左の大量血胸による重度の出血性ショックでVFになります。そのタイミングの他のMERメンバーも現場に駆けつけます…が、特に目新しい処置はなく、久しぶりにトラウマインシージョンという単語が出てきた程度なので割愛。

二度目の爆破

涼香が兄である喜多見チーフに会いに現場へとやってきます。そして、二度目の爆破が起こり、涼香が巻き込まれます。その時の流れは次の通り。

アミオダロン

アミオダロンは不整脈のときに使う薬です。「トチ狂いながら」と書きましたが、何がトチ狂っていたのかは冬木先生こと小手伸也さんがしっかり解説してくれてます。

おわりに

今回は初めて死者が出ましたね。そういえば、ナイトドクター第10話の方でも死者が出ていましたね。そしてナイトドクターでは、(実際にその描写はなかったと思うけど)VF中にアミオダロンを使ってそうな感じでしたね。
次回でTOKYO MERは最終回、ストーリー重視で医療知識が少なくなるかもしれませんね。

参考

※1:日本赤十字社 松山赤十字病院 救急部カンファレンス https://bit.ly/2YATK9R

執筆者:鍛治田 祐子(ゆうたん)

IT業を経てFPに。コラムでは多岐にわたる内容を執筆中。
【一言メッセージ】次回、医療ネタが少なかったらどうやってコラム書こうか今から不安でいっぱいです。

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