TOKYO MER 第8話 の備忘録

ども、ゆうたんです。 TOKYO MERの第8話です。やっとリアルタイムに追いついたぞー!!

  • 私は医療を学んだことがないド素人であること。
  • 一部、ネタバレを含むこと。

上記2点にご注意の上、お読みいただけると幸いです。

登場人物

簡単に登場人物を確認しておきましょう。

<MER>

ERカー(手術ができる緊急車両)で現場へ駆けつけるメンバーです。

  • 喜多見チーフ・・・主役。スーパードクター。
  • 音羽先生・・・腕のいいドクター。官僚。
  • 比奈先生・・・研修医。
  • 夏梅さん・・・優秀な看護師。
  • ミンさん・・・看護師。
  • 冬木先生・・・麻酔科医。
  • 徳丸くん・・・臨床工学技士。
<その他>
  • 葉月ちゃん・・・手術中の16歳の女の子
  • 野沢先生・・・現場に勤めるドクター
ストーリー

第8話は、病床数42の小規模病院での停電による電源喪失事故です。予備電源に切り替えるも入院患者の生命維持装置が停止する恐れがある状態です。大雨で地盤が緩み土砂崩れが発生し送電線が寸断されたのが停電の原因です。現地到着直後に新たな土砂崩れにより病院内の電源が完全に喪失します。 HCU(High Care Unit=高度治療室=ICUと一般病棟の間)で管理されている複数名の生命維持装置(人工呼吸器など)の電源が入らず一時的にカオス状態になるも、ERカーの外部バッテリーから電源供給を行い落ち着きを取り戻します。

手術室の状況

HCUの電気はどうにかなりましたが、手術室への電源供給までは行うことができません。電源断のために手術室に閉じ込められた野沢先生に状況を確認すると、患者の葉月ちゃんは虫垂炎のために手術を開始、開腹直後に電源喪失。虫垂破裂で汎発性腹膜炎を起こしており、敗血症ショックに陥る可能性が極めて高い状態です。

虫垂炎、腹膜炎、敗血症

私より年上ならきっと「虫垂炎」ではなく「盲腸」と言ってたりするかと思います。実際には盲腸からピロピロ~と出てる部分(虫垂)が炎症を起こすことを指します。

腹膜とは、次のような特徴を持った膜です。

  • 胃や肝臓といった腹部の臓器を覆っている
  • 腹腔という無菌の空洞をつくっている
  • 薄い半透明

この膜に炎症が起こることを腹膜炎と言います。腹膜炎の原因には虫垂炎のほか、胃潰瘍、腸閉塞、胆嚢炎など様々です。本来、無菌である腹腔内は菌の増殖が速いため敗血症が起こりやすい状態です。敗血症が進行すると多臓器不全により死亡する可能性があります。(※1) 敗血症とは、ウイルスや細菌等の感染に対する過剰反応で、血管が拡張する性質があります。敗血症ショックとは血管の拡張により低血圧になってしまう症状のことです。

ERカーへ移動

喜多見チーフと徳丸くんが手術室のドアを無理矢理こじ開け、葉月ちゃんをERカーへ運ぶと宣言します。開腹したばかりの葉月ちゃんですが、生食ガーゼを詰め、ドレープを掛けて、ERカーへ。吸入麻酔を継続、換気は良好、血圧は65/38のショック状態で、虫垂切除術と洗浄ドレナージ術が行われます。

アドレナリンとノルアドレナリンの違い

今まで何度か(第1回の心肺蘇生、第3回のアナフィラキシー、第6話のエピペンなど)アドレナリンは出てきましたが、今回の手術ではノルアドレナリンが登場しました。

アドレナリンが心肺蘇生、気管支痙攣、アナフィラキシーといった、心臓への刺激、気管支の拡張、血管の収縮に使われるのに対し、ノルアドレナリンは血管の収縮だけさせたい敗血症ショックの場合に用いられます。

おわりに

上記は46分中23分ぐらいまでしか書いていません。ストーリーはまだ続き、前回チラッと出てきたLP9との繋がりや喜多見チーフが感電するアクシデント等ありますが、医療に関しては特筆すべき内容はないかな、と思ったので、今回はこの辺で。

参考

※1 株式会社ギミック ドクターズ・ファイル https://bit.ly/3sIwoKl

執筆者:鍛治田 祐子(ゆうたん)
IT業を経てFPに。コラムでは多岐にわたる内容を執筆中。

【一言メッセージ】作中のセリフによると土砂崩れが起きそうな時は建物の上の方へ避難すると良いそうですよ。

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