それでも個別銘柄を選択したいアナタへ

ども、ゆうたんです。

前回、個別銘柄の選択は難しいよね、といった記事を書きましたが、今回は「それでも個別銘柄を選択したいアナタ」に向けて、ちょっとしたヒントを書きたいと思います。

景気循環を見分けましょう

株式市場には、4つのサイクルが循環していると言われており、これを「景気循環」といいます。
そして、それぞれの景気の局面により強いセクターが異なるとも言われています。

好況

●景気が強い・金利が高くなる時期
・工業株
・素材株
・一般消費財(消費循環株)

後退

●金利が高い・景気が弱くなる時期
・エネルギー株

不況

●景気が弱い・金利が低くなる時期
・公共事業(公益株)
・通信サービス(通信株)
・ヘルスケア株
・生活必需品(消費安定株)

回復

●金利が低い・景気が強くなる時期
・情報通信(ハイテク株)
・金融株

目的に応じてβ値を確認しましょう

β値(ベータち)とは、個別銘柄の収益がベンチマークの動きに対してどの程度敏感に反応して変動するかを示す数値のことです。

たとえば、A社のβ値が2だった場合、市場全体が10%上昇すると、A社は20%上昇します。
逆にA社のβ値がマイナス2だった場合、市場全体が10%上昇すると、A社は20%下落します。

つまり、値上がり益狙いなら、β値の大きいもの(市場全体が上がると思うなら正の数で大きいもの、市場全体が下がると思うなら負の数で大きいもの)を選択するといい、ということになりますし、配当狙いなのであれば、既に業績が良くβ値の小さいものを選択して安定的に配当を受け取る方がいい、ということになります。

タイミングに注意しましょう

前回の記事の最後に私が投機してしまう例外について書きましたが、この例外はあながちギャンブルとは言えないと思っています。
特に短期売買での値上がり益を目指す場合は、有効な手法だと思っています(個人の見解です)。

たとえば、A社に投資をしようと思っていた場合、そのA社株を格安で手に入れるタイミングは4つしかないと思っています。

  1. 上場してスグ(IPOで利確売りが大量発生の時、まだあまり評価されていない時)
  2. A社が一時的な不祥事を起こした時
  3. A社以外の理由で業種全体・日本全体・世界全体で大暴落した時
  4. A社が完全にオワコンの時

この中で最も安全に買えるのが3番だと思っています。
なぜなら、A社自身に落ち度がないからです。
A社自身に落ち度がなければ、いずれその業種・日本・世界が回復すれば、A社も回復できるハズです。

とはいえ、「コロナでのサービス業」「リーマンでの不動産業・金融業」は、なかなかしんどいと思うので考慮する必要はあるでしょう。

おわりに

個別銘柄を選択する際、初心者であればあるほど「なんとなくという理由で馴染みのある企業を選択(応援)してしまいがち」です。儲けたくて株式投資をする以上、曖昧な理由で選択するのはやめて、財務諸表(特にキャッシュフロー表)を読み解くなど、自分なりに理由を持って売買できるようになることが大切です。

執筆者:鍛治田 祐子(ゆうたん)

IT業を経てFPに。コラムでは多岐にわたる内容を執筆中。

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