リスク0のハイリターン商品

ども、ゆうたんです。

以前の記事で、「リスク0%・リターン7.53%の商品をご存じでしたら是非ご一報ください」みたいなことを書きました。…でも、よくよく考えたら、「既にそんな商品知ってたわ!」ということに気づいたので、今回は「リスクが0%でリターンがべらぼうに高い商品の紹介」と「そこから考える人生設計」についてお話したいと思います。


老齢年金の繰下受給

結論から申し上げますと、老齢年金(繰下受給)の話です。

2020年5月29日、第201回通常国会において、「年金制度の機能強化のための国民年金法等の一部を改正する法律」が成立したことで、受給開始時期の選択肢の拡大が行われました。

具体的に説明すると…
今までは「本来、年金は65歳からの受け取りだけど、本人の希望次第で60歳から受け取ることもできるし、70歳から受け取ってもいいですよー」という制度だったのが、「60歳から受け取ることもできるし、75歳から受け取ってもいいですよー」という制度に変わったのです。

65歳から受け取る年金をプラスマイナス0と考えたとき

  • 60歳から受け取るとマイナス24%
  • 70歳から受け取るとプラス42%
  • 75歳から受け取るとプラス84%

になります。

65歳から100万円の年金を受け取れる人の場合、

  • 60歳から受け取ると76万円
  • 70歳から受け取ると142万円
  • 75歳から受け取ると184万円

が一生涯続くわけです。

65歳の時に100万円で投資をはじめ、70歳で142万円にするだけでも、年利約7.265%(複利)で運用し続けなければなりませんし、同様に75歳で184万円にするには約6.29%で運用し続けなければなりません。相当ハイリスクな商品に手を出さなければならないのは明白で、65歳時点でそんな商品に手を出す勇気があるかと言われたら、少なくとも私にはそんな勇気はありません。

リタイアメントプランに組み込もう

ここから導き出される「退職後の人生設計」の答えとしては、60歳や65歳になったタイミングで退職金や貯蓄・収入があるのなら、それで投資を始めたり、大事にタンス貯金しておくよりも、とっとと生活費などに使って、少しでも年金の受給開始のタイミングを遅らせる方が賢い・・・ということです。注意点としては、「あなたの生活費等の支出額」と「遅らせることで受け取れる年金額」の兼合いを考慮して、「支出額>年金額」なのであれば最低限の貯蓄は残しておかなければならないことですね。

おわりに

先月に37歳を迎え、ふと老後のお金が気になった時に思いついたので、この記事を書いてみました。
みなさんのリタイアメントプランの参考になれば幸いです。

執筆者:鍛治田 祐子(ゆうたん)

IT業を経てFPに。コラムでは多岐にわたる内容を執筆中。
【一言メッセージ】欲を言えば、老後に毎年100万円ではなく、今すぐ毎月5,000兆円ほしい。

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