「投資信託の積み立て」は簡単だけど・・・

ども、ゆうたんです。

よく投資初心者に「投資信託の積み立て」をオススメする記事を見かけます。確かに、手続き等は簡単で、一度申し込めばしばらく放置プレイでいいですから、初心者にオススメする気持ちは十分に理解できます。しかし、やはり投資信託も「投資」ですから、元本割れのリスクもあります。

もし過去に「投資信託の積み立ては相場が悪くても元本割れの心配はないですよ」とかの話を聞いて納得してしまった方は、今回の記事が参考になるのではないかと思います。


投資信託って何?

まず、「投資信託」とは何ぞや?という話から。

  • プロが皆さんからお金を少しずつ受け取ります。
  • 集まったたくさんのお金を使って、株式やら不動産やら債権やらといったポートフォリオを考えながら上手に売買します。
  • 皆さんが出資した金額に応じて、利益が分配されます。

これが投資信託です。「常にたくさんの個別銘柄をチェックしなきゃ!大変だ―」とならないので、初心者にはありがたい商品ですよね。

では、そんな投資信託を「積み立てる」というのは一体どういう意味でしょう。

これは、毎月一定額ずつ買うことを意味します。投資信託にも価格変動がありますので、もし、一回でまとめてドンと買ってしまうと、タイミングによっては、一瞬で資産価値が下がってしまいます。その点、毎月一定額で買うことで、安いときには多く、高いときには少なく買うことができるのです。これを「ドルコスト平均法」といいます。

1989年12月から日経平均株価を積み立てていたら?

1989年12月29日、バブルの影響で日経平均株価が史上最高値の38,957.44円を記録しました。そして1990年1月4日から株価の大幅下落が始まり、2020年5月12日本日の終値は20,366.48円です。

もし仮に、1989年12月から日経平均株価を積み立てていたとしたら、どんな結果になったのか・・・グラフを作成しましたので御覧ください。

2020年4月末時点で、損益率は+38%です。つまり、大幅下落開始のタイミングで投資をはじめ、新型コロナの影響で経済が低迷している状態であったとしても、投資した元本の約4割増しになっているということです。

もっと具体的な数字を用いて言うなら、1989年12月から毎月1万円ずつ投資し累計で350万円も突っ込んだとしても、2020年4月はその価値が約505万円になっており、結果的に約155万円儲けている状態です。

ね? ドルコスト平均法(定額で積み立てる)ってスゴくないですか!?


上記の説明で「うわぁー、スゲェ!!」となった方は、要注意です。もし私が証券会社の窓口のお姉さんなら、あなたを一瞬でカモとみなします(笑)

では、一体何が要注意なのか、何故カモとみなされてしまうのか…その謎を今から解き明かします。

ドルコスト平均法でなら当然の結果

ポイントは3つです。

  1. まず、最初のタイミングで相場がドドドドドーッと下がって1992年6月・7月あたりでは15,000円になっています。しかし、2020年から振り返ってみれば、1992年なんてまだまだ投資を始めたばかり。元本が少なく、大幅下落したところで被害は少ないと言えます。
  2. そして投資中期、2000年4月以降は2万円を切る低迷な相場が続きます。一見、不利なように見えますが、ドルコスト平均法を使って投資をするには、最高な状況です。なぜなら、安値で大量買いが出来てしまうから。
  3. 最後に直近。2018年9月以降および2019年1月以降で少し下落している時期も見受けられますが、2016年6月頃以降は投資中期に比べ随分株価がよくなっていると言わざるを得ないでしょう。

長期的に積み立てを行い、最初に下落し、株価の低迷が継続し、最後に相場が回復するというストーリーです。これは、投資をする上で最高のシチュエーションだったと言えます。

もし、これが逆のパターンだったら最悪です。投資をはじめたタイミングでぐんぐん株価が上がり、高値がしばらく続き、そろそろ売却しようかなと思った矢先に大幅下落。考えただけでもゾッとするのが、今の皆さんにならご理解いただけるかと思います。

対応策

では、どうすればいいのか。答えは簡単で、その投資信託の値動きぐらいは自分でチェックしておき、高値が続くようなら投資する額を一時的に減らして、安値が続くようなら投資する額を一時的に増やせばいいでしょう。いくらドルコスト平均法が優秀であったとしても、損する可能性なんて当たり前にあります。カモにされないためにも、しっかりと自分で考え行動できるようになることが大切です。

 

 

 

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